「バーテンダーがグラスを見ている理由」

2026年09月08日 15:42
、「バーテンダーがグラスを見ている理由」

バーテンダーは、なぜグラスを見るのか

こんばんは。

神戸・北野のBAR SAKAI、酒井です。

BARのカウンターに座っていると、

「バーテンダーって、ずっとお客さんを見てるの?」

と思う方もいるかもしれません。

実は、ずっと見ているわけではありません。

でも、グラスは結構見ています。

なぜか。

お客様が今、
どれくらい飲んでいるのか。

あと一杯飲まれるのか。

もうそろそろ帰られるのか。

そういうことを考える材料になるからです。

例えば、

グラスに少しだけお酒が残っている。

それを一気に飲む人もいれば、
ゆっくり時間をかけて飲む人もいます。

同じ一杯でも、
飲み方は人によって全然違います。

だから私は、

「次、何にしますか?」

と急いで聞くより、

その人のペースを見ることを大切にしています。

BARって、
お酒を出して終わりではないんですよね。

お客様が一杯を飲んでいる時間も、
BARの仕事の一部だと思っています。

たとえば、
すごく楽しそうに話しているお客様。

そういう時に、
こちらから何度も話しかける必要はありません。

逆に、
静かにグラスを見ながら飲んでいるお客様。

その時は、
そっとしておいたほうがいいこともあります。

もちろん、全部が正解ではありません。

人によって違いますから。

だからこそ、

「今日はこの人はどんな時間を過ごしたいんだろう?」

と考える。

これがバーテンダーの仕事の面白いところだと思います。

私は長くホテルでバーテンダーをして、
その後、自分のBARをやってきました。

その中で感じるのは、

技術だけではBARは完成しない、

ということです。

シェイクが上手い。

ステアが上手い。

美味しいカクテルを作れる。

もちろん大事です。

でも、

「今、この人にはどうするのが一番いいんだろう?」

を考えることも同じくらい大事。

だからカウンターでは、
グラスを見ています。

そして、
その向こうにいるお客様を見ています。

BARに来たら、
無理に話さなくても大丈夫です。

たくさん話してもいい。

一人で静かに飲んでもいい。

その日の気分で、
好きなように過ごしてください。

私は、その時間を邪魔しないように、

必要な時だけ、
ちょっとお手伝いします。

それがBARの仕事なのかなと思っています。

今夜も一杯ずつ。

お客様のペースを見ながら、
美味しいカクテルを作ります。

神戸・北野で、
お待ちしています。

BAR SAKAI

酒井宏光

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